CHARM

和婚の魅力

HOME > 和婚の魅力

和婚の魅力の一つに「文金高島田」の存在が大きくあります。

お支度をさせていただいている時、親御さんから「娘の白無垢と、文金高島田の姿を絶対見たかった」という声は今でもよくお聞きします。
和婚は、和装はもちろんですが「文金高島田」なしでは語れないと言っても過言ではありません。

文金高島田は、そもそもさかのぼると江戸時代・・島田髷ともいわれるこの髪型は、未婚女性の代表的な髪形でした。

今では鬘がほとんどですが、当時は地毛。
根を上げ、髷を高く取り付ける事で、最も上品とされ、凛とした見た目から若さを象徴している形といわれ、多くの方々に愛されたとあります。
今日はその文金高島田のお話し。

文金高島田となぜ言われるようになったのか、文金とはそもそも、その当時の貨幣小判の名前から来ています。
始まりは男性の結髪様式の1つで髪を高く結うことを「文金風」と言われることからが始まりになります。
その姿が、優雅だとされ、少しづつ女性にも広まっていきました。

それとは違う由来には、嫁ぐ娘のために母親が髪の中に小判を一枚忍ばせ、そのために高く結い上げられたことが文金と呼ばれるという説があります。

従来、高島田とは上流武家女性が正式な儀式に結った髪形になります。
女性が嫁ぐ日、高貴であり優雅に魅せ、母の想いもその姿の中に込められている最高峰の髪型なのです。

そんな最高峰の髪形にあわせるのは二つあります、ひとつは白い袋状の布、綿帽子。
もうひとつは角隠し。「角を隠して夫に従順に従う」との俗説も。
綿帽子は白無垢のみ、角隠しは白無垢、色打掛、引き振袖すべてに合わせることができます

そんな高貴な髪形と、着物で由緒ある神社でのあげる挙式「和婚」。

温故知新、古き良き物・伝統はこれからも高貴な儀式として残っていくはず。

ウェディングドレス・人前式・チャペルにはない特別な時間が「和婚」では感じられるはず。